関東インカレで、順天堂大学女子部が筑波大、日体大に次ぎ、鯉川監督就任6年目にして総合3位になった。まさに歴史的快挙。
当初の目標は60点であったが、裏目標で70点を計算していた。しかし終わってみれば82点の大量得点。120%の活躍を見せたということだ。どうやって取ったか監督も首を傾げるほどだ。
10000mでまず斎藤が3位入賞した。しかし0.8秒以内に3人が入るレース。間違いなく優勝できた。監督が大激怒の中、幅跳びで国広、河内、海寶の3人が入賞。突然ご満悦になるところは澤木部長そっくりだ。優勝を期待した400mHの石野は3位に終わったが、シーズンベスト。キャプテンの吉野は800mと1500mでそれぞれ3位、三段跳も国広・海寶が2位・3位と表彰台。4×100mRが6位に入り、ハンマー投の千葉が4mの自己記録更新で2位。これだけでも結構お腹いっぱいのところに、エース堀江の400m優勝だ。9レーンでありながらも最初からブッ飛ばし、最後の2mで大逆転。彼女は鯉川ゼミのゼミ員。「先月食べさせた焼肉のお陰」と言い張る監督。僕にはあんまり関係ない気がする。
最終日に入り、一時は総合2位に踊り出た。残すところ5000mとマイルリレー。ここで5000mでしくじったら元も子もない。一年生の稲富は、入学早々故障が続いた。おまけに5月に入ってから坐骨神経痛になり、歩くのもままならない。あらゆる手段を使って当日を迎えてから参加を考えることにしていたが、実はほぼ出さないことに決めていた。しかし状況は一転していた。インカレは学生対校選手権。「たいこう」の「こう」は「抗」ではなく「校」である。記録や順位にこだわることももちろん大事だが、歴史のある我が校は「1点」にこだわらなければならない。遅かれ早かれエースとなる稲富に、途中でやめてもいい、「1点の重み」を感じてもらう為に出場させた。2週間まともに練習していないのに3位入賞。末恐ろしい。というかすでに恐ろしい。監督はいつも恐ろしい・・・。 2位は同じ一年生のライバルだった為、本人もかなり悔しがっていた。こいつは大物になる。斎藤も出場したが、10000mの反省を活かしきれず8位。これには監督もブチ切れ。半径3m以内は近寄れなかった。最も恐ろしい瞬間・・・
「終わりよければ全てよし」という言葉がある。最後のマイルリレーはまさにその通りだ。根来・石野・岩山とつないだバトンは堀江に渡った。前の筑波大と
10m以上の差を最後の2mで交わして5位。これでこそ真のエースだ。あっぱれである。個人出場種目が1種目ではもったいないので、来年は400mHか800mにも挑戦していただきたい。
しかし全てが良かったわけではない。100m、200mの植村は決勝に残れず、円盤に出場した伴と千葉は7位と予選落ち。仮にも彼女らはインターハイチャンピオンと高校ランク一位の鳴り物入りで入った2人だ。日本インカレにはハンマー投はない。今年4年生の2人には、なんとしても頑張ってもらわなければ困る。走り高跳びでも自己記録を跳べば入賞できた。
女子陸上部の推薦枠は駅伝(長距離)の2名だけだ。他はいわゆる一般もしくは一般推薦で入ってきている。そんな中、今回のような活躍があったのは女子部員全員の努力と意地の結晶だ。それともう一つ、監督の地道な努力をなくしては語れない。女性が女性を指導するのは大変に難しい。山下監督(第一生命)をお手本とし、ソフトボールの宇津木監督、シンクロの井村コーチの特集があれば食い入るように見ている。ただし相手は学生だ。宇津木監督や井村コーチのように「おっかねー」だけではダメだ。そこに彼女なりにアレンジして自己流を作っている。昨年から、インカレ、駅伝の一ヶ月前の夜御飯は、学食で練習の終わったものから皆で食べるようにした。基本的に自炊である彼女達に、試合前にロクものしか食べていなかった困るということから始めた。縦と横のつながりをなくして、ベチャクチャしゃべりながら食べる食事は何よりも楽しいものだ。そこから知らないうちに「団結力」を生み出させるのが本当の狙いだ。
インカレの閉会式前、植村が「あたしもマイルに走ります!」と言ってくれた。以前は走っていたのだが、彼女は400mを走ると倒れてしまうのでここ最近は走っていなかった。そんな彼女からのこの言葉は非常に嬉しいものだ。今回参加できなかった選手からも、「インカレに出て活躍したい!」という言葉がたくさんあった。女子部創設14年目。今までの歴史を作ってくれたOGからの温かい応援、主務の本間、長距離マネージャーの新井、コーチの卯田、スタッフ、応援してくれた学生みんなに御礼を申し上げたい。ありがとう。これからもよろしく頼む。
一方男子はと言うと非常に厳しい状況だ。障害ブロックに関しては、110mH・
400mHに6人も出場して0点だ。ここ最近低迷している障害ブロックは、4〜5年前から3000mSCも勝手に障害ブロックに入れている。それを入れれば4点。僕がまだ現役で、同じグラウンドで練習をしているのにも関わらず、彼らに何の力にもなれないことに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。2部校に出た八幡君も14秒を切れることが出来ず、自分の力不足を感じる。
順大が日本インカレで総合初優勝してから、最低4年に一回は優勝してきた。従ってその後の卒業生は、一度は優勝を経験していることになる。しかし今年の日本インカレで総合優勝しなければ、今年の4年生は優勝経験をすることなく卒業することとなる。これまた歴史的事件だ。だが、長距離のインカレ選手がブラジルのサッカーパンツで練習をしていたり、揃いも揃って坊主にして横ラインを入れてみたり、ロングタイツのチャックを開けっ放しでダッシュをしている短距離選手がいるようでは、歴史的瞬間を迎えるのは時間の問題だ。
男尊女卑が未だ根強い我が母校。産休すらない学校であるが、鯉川監督は奮闘している。皆様の応援が何よりも救いで励みである。駅伝で優勝できるチームを作れるよう精進していますので、今後とも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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以上 ぢゅんより・・・ウ〜にゃーーーー(≡^∂^≡)
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