「Q」落選の余波は世界にまで発している。
アテネではトップニュースで伝えたそうだ。
記者会見での彼女は実に素晴らしかった。過去に水泳で「スポーツ仲裁裁判所」にまで訴えたのとは格が違う。世界で一番悔しがっているのは、小出監督だろう。
確かに、五輪で金を取れる練習を作れるのは小出監督しかいないと思う。その練習をこなせるのは、高橋尚子しかいないと思う。しかし、日本代表の切符を確実に取らなければならないと言うことを、安易に考えていたような気がする。
「Q」が五輪で金メダルを取ったのは4年も前の話だ。2時間20分を切ったのは2年半も前のことだ。「日本人はマラソンで金を取れる」「日本人でも2時間20分を切れる」と日本の女子マラソン選手に勇気と希望を与えてくれた。そうなれば、みんな五輪に向けて頑張るだろう。「Q」がアテネまでの4年間、大きいプレッシャーの中、本当に頑張ったと思う。だが他の選手も同じように4年間が過ぎている。この4年間で、高橋尚子が出られない程、日本女子マラソン界のレベルが飛躍的に上がっている証拠なのだ。
終わったことをぶり返しても良くないことだが、東京国際マラソンでは、気象状況や強風であったことが、2時間27分という記録に終わってしまったのだが、アレムという強敵がいること、天候を踏まえても、あえて記録に挑戦した「Q」は素晴らしいと思うし、それでこそ「プロ選手」であると思う。その反面、「勝つ」「五輪に出る」ということにこだわってレースを組み立てて欲しかったとも思う。残り「2枠」を争う、その他大勢であることを忘れて欲しくなかった。
それにしても、マスコミ全般「高橋尚子落選」ばかりで、当確した選手に対する配慮がまったくない。新聞各社も「高橋尚子」一色だ。確かに国民栄誉賞を受賞して、国民の期待を一身に背負っている人物であることは間違いない。しかし、彼女は新しい目標に向かって頑張るって言っているし、「選ばれた3人に頑張って欲しい」と言ってるのだから、選ばれた3人を讃えた上で、「Q」の記事・話題にしていただきたい。彼女もそれを望んでいるはず。
陸連、三井海上、あげくに順大にまで抗議の電話が殺到している。あたかも「Q」の落選を悲劇のように報道するから、こんなことが起こるのだ。何故「Q」が補欠にも入らなかったのか。彼女のこれまでの経緯と実力を尊重してこそ、あえて補欠に入れなかったのだ。いま陸連が出来る最大限の配慮を、どうか分かっていただきたい。
でも皆さん、同時に男子の発表もあったのをご存知か?僕は車の中でのラジオで女子マラソンの選手発表を聞いた。
「女子マラソンの選手の発表がありまして、高橋尚子選手が落選しました。」
「選ばれた選手は、野口選手、土佐選手、坂本選手、補欠に千葉選手です」
「いやぁ〜驚きました。高橋尚子選手が外れました」
「男子マラソンの選手も発表になった模様です」
「では、次の曲行きましょう♪♪」
ってな感じであった。本当の悲劇は男子マラソンだろう。
補欠も含めて、福岡国際マラソンの1,2,3位が選ればれてしまったことは、ニュースにならないのか?高岡選手が補欠になったが、トラックでアテネ五輪を狙うと思われる選手を補欠にしてもいいのか?福岡とびわこの両方走って、びわこで2位になった小島選手の「五輪に行きたい」という気持ちは考慮されなかったのか? 世界陸上入賞は当確ではないのに、国内の選考レースに出ずに決まっちゃったりする選手もありで、女子とは逆に男子の懐事情が伺える。小倉さんの番組に出ていたSEKOちゃんが、また意味の不明なことを言っていたようだが、五輪本番でコケない事を心よりお祈りしたい。
なにはともあれ、世界一の選手より、日本一の選手を五輪に送り出すわけだ。「Q」ちゃんの分も頑張れというわけではないが、選手の皆さんの役割は分かっているはず。それよりも、それぞれ選手の監督・スタッフの方々は、今後の日本女子マラソン界の為にも、なにがなんでも「金メダル」を取ってこなくてはならないという指名がある。国民が期待しております。
あ・・男子も頑張ってね\(^o^)
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