昨日行われた、名古屋国際女子マラソンでのテレビアナウンサーのレース後の一言だ。
アテネ五輪 女子マラソン代表の座をかけた最後の選考レースであるこのレース。確かに「国民的関心」ではあるが、「社会的事件」とまで言ってしまっていいのだろうか。
マラソン代表・・・五輪、世界陸上と、男女とも常に選考に困難を要している。今回の名古屋では、誰もが土佐選手が来るとは思っていなかっただろう。レースが10キロ過ぎたあたりからNatsuwayとテレビで見ていた。その時点での2人の予想は、「田中めぐみ」で一致した。土佐選手は30キロまではもつ。その後は田中選手が先頭に立って、24分の後半から25分台で優勝して、Qちゃんに決まり!とまるで強化委員長気取り。レースは予想通りに進んでいた。橋本選手(サミー)も上位に来るかと思っていたが、途中で急にスローダウン。どう見ても足に異常が来てると思われるが、
「橋本選手、ちょっと足を痛めたのでしょうか・・・」と言った実況はない。
田中選手が前に出て、土佐選手が遅れたとき、
「土佐選手は息づかいもまだ乱れてなく、大丈夫ですよ〜!!」
と言っているそばから
「はあ゛〜 はあ゛〜」と激しい息づかいが聞こえてくる。
バイクリポートだから、音がうるさくて分からなかったのかなぁ〜
実況と言うのは確かに難しい。しかしスポーツ視聴者の耳は非常に厳しい。僕もテレビに出ることがたまにあるから、気をつけなければと思うところだ。
さて、土佐選手が24分を切って優勝し、いつものごとく選考が困難になった。それを回避する為「レースの一本化」が望ましいのであるが、それも様々な理由で難しいそうだ。
みなさんはどのように予想しますか?野口選手(グローバリー)・坂本選手(天満屋)が決まりとして、Qちゃんか土佐選手だ。ちなみに僕は「土佐選手」。Natsuwayは「Q」となった。過去に世界陸上で金をとったが、アトランタ五輪に出られなかった鈴木博美さん、バルセロナ五輪で最後の枠を取れなかった松野明美さん、共に「有森裕子」に権利が渡った。アトランタ五輪の時は、選考レースでないが、夏の北海道マラソンで優勝したことと、「過去の実績」で陸連は有森さんにかけた。結果オーライとは言え、「良き選考方法」とは言いがたい。
このような現実を踏まえると、Natsuwayの予想が当たる可能性は大である。しかし、今回の土佐選手のレース内容は見事であったし、良い印象が残るレースであったと思う。僕が「土佐選手」が選ばれて欲しい理由には、「勝ったものが強い」である。Qちゃんの持っている大会記録には及ばなかったが、23分台で優勝したのだ。本音は「Q」であるが、これで「Q」が選ばれてしまったら、最初っから選考レースなんか辞めてほしい。”野口選手と高橋選手は内定。残りの1枠を2レースで検討する。”
と言っているのと同じことだ。
三井海上の鈴木監督は
「これだけ頑張って選ばれなかったらやりきれないですね」とコメント。
そう思っているのは、選考対象になっている選手・監督が思っていること。あなただけが思っているだけではない。しかし、みんなの代表意見として言っていただいたなら大変に嬉しい。
スポーツライターの折山氏は
「世界陸上を含めた4つの選考会中最高タイムを出しての優勝。普通に考えれば十分代表の座を得る権利は獲得したといえる。しかし、レース展開を見れば有力選手が勢ぞろいしたレースとはいえず、スパートも大阪での坂本の15分45秒と比較すると、インパクトには欠ける勝ち方だった。」とコメント。
一方男子はどうであろうか。世界陸上で2大会入賞した油谷選手、7分台で福岡を制した国近選手、そしてびわこで2位の小島選手となるのが一般的な考え方だ。しかし、福岡では上位3人が7分台。福岡にも出ていた小島選手は7位。しかも2レースとも8分台で、安定していると言う評価であるが、半年間にマラソンを3レース走るのは難しい。だからこそ「Q」は名古屋を回避したのだ。でも小島選手は、そうまでしても五輪に出たいのだろう。その気持ちは素晴らしいことだ。だが日本のマラソン事情は、「五輪でメダル」なのだ。そうなると東京で2位の大崎選手か、福岡2位の諏訪選手だ。残念ながら日本記録保持者の高岡選手は、福岡で7分台ではあるが、3位では選ばれることはないだろう。
男女とも、大モメの選考結果となるだろうが、それだけに楽しみだ
いよいよ今日 「社会的事件」の幕開けとなる。
そーか・・・例のアナウンサーは未来を先取り、エスパーだったのか\(^^)
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